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温熱ビタミンC療法

※当院では、腫瘍温熱療法を併用した高濃度ビタミンC点滴療法(温熱ビタミンC療法)を行っております。高濃度ビタミン点滴療法」のみの治療は行っておりませんので予めご了承ください。

 

  1. 要点
  2. 温熱ビタミンC療法 とは
  3. ビタミンCが、がん細胞を選択的に攻撃する主なメカニズム
  4. 当院の温熱ビタミンC療法の適応となる方
  5. 温熱ビタミンC療法 は保険のきかない自由診療です
  6. 治療の方法
  7. 診療費・治療費
  8. 温熱ビタミンC療法の副作用について
  9. 治療が行えない方

 

要点

◆ 「高濃度ビタミンC点滴療法」は、単独または他の治療との併用によるがんの縮小やがんの進行の停止例が多数報告されており、がんの痛み、倦怠感、食欲低下、不眠などの症状を改善し生活の質の維持向上にも有用であることがわかってきている治療法です。

◆  温熱ビタミンC療法は、効く人には効く治療法であり、ほどんど副作用のが無いことから、治療メリットのある方にとっては、治療としてプラスはあっても、マイナスがほとんど無い治療法といえます。

◆   高濃度ビタミン点滴療法は、がん細胞に取り込まれやすいビタミンCが腫瘍内でがんにとっての毒を大量に発生させることでがん細胞を選択的に攻撃すると考えられています。

◆  通常、1コース12回、60~100分/回の通院治療です

◆  重篤な副作用がほとんど無いため、安心して受けられる治療法です

 

温熱ビタミンC療法 とは

当院の「温熱ビタミンC療法」は、「高濃度ビタミンC点滴療法」と「温熱療法(腫瘍温熱療法)」を併用した治療法です。
「高濃度ビタミンC点滴療法」は、がん治療法として1970年代より欧米を中心に多くの研究が行われてきた治療法です。現在では世界中で広く行われており、単独または他の治療との併用によるがんの縮小やがんの進行の停止例が多数報告されています。さらに、がんの痛み、倦怠感、食欲低下、不眠などの症状を改善し生活の質(QOL)の維持向上に有用であることがわかってきています。


現在、高濃度ビタミンC点滴療法の単独での治療効果については、「どのがんに有効か?」をはっきり答えるために十分なデータはありませんが、少なくとも「効く人には効く治療法」といえる治療法です。


また、当院の「腫瘍温熱療法」は、高周波を用いた温熱療法の一種で、化学療法をはじめとする薬物療法の効果を高めることが知られています。(「腫瘍温熱療法(オンコサーミア)についてはこちら」)


当院の「温熱ビタミンC療法」は、「高濃度ビタミンC点滴療法」のがん治療における効果を高める目的で「腫瘍温熱療法」を併用した治療法です。また、両治療法は共に「がんと闘う免疫の力(がん免疫)を高める」効果が知られており、さらに「化学療法のような辛い副作用がほとんどない」ことや「ほぼ全てのがんに行える」ことが共通のメリットとして挙げられます。
よって温熱ビタミンC療法は、この治療法によるメリットがある方にとっては、治療としてプラスはあっても、マイナスがほとんど無い治療法といえます。

 

ビタミンCが、がん細胞を選択的に攻撃する主なメカニズム

ビタミンCが、がん細胞を選択的に攻撃する主なメカニズムとして以下の2点が知られています。

 

●ビタミンCを大量に投与すると、がん細胞にダメージを与える過酸化水素が腫瘍内に大量に発生します。正常組織では、過酸化水素の毒性をとても速いスピードで無毒化できますが、がん細胞ではこれが行なえません。


●また、がん細胞がブドウ糖を取り込みやすい性質は良く知られていますが、ビタミンCはブドウ糖に構造が似ているために、細胞内に取り込まれやすい性質があります。

 

要するに、がん細胞に取り込まれやすいビタミンCは、腫瘍内に入ると、がんにとっての毒(過酸化水素)を大量に発生させがん細胞を選択的に攻撃します。これが、高濃度ビタミンC点滴療法の抗腫瘍効果の主なメカニズムと考えられています。


その他、ビタミンCは、がん免疫活性化や、遺伝子レベルの制御による抗腫瘍効果が考えられており、様々な角度からがん治療薬としての研究が進められています。

 

温熱ビタミンC療法の適応となる方

特に、がん治療中に次の(①~➅)の様に感じられる方は多く、該当する場合、「温熱ビタミンC療法」は試してみる価値のある治療法といえます。

 

①「今の抗がん剤は副作用が強く中止となったが、次の薬が決まるまでの間(数週間~数か月)、ただ待つのではなく、何かしらの治療を行いたい。」
②「今の治療(抗がん剤や放射線治療)の副作用を軽くしたり、治療後の体力の低下を抑えたりできる治療法があれば行いたい。」
③「今の治療法(抗がん剤や放射線線治療)の効果を高める治療法があれば、積極的に行いたい。」
④「今の抗がん剤が徐々に効きづらくなってきており、効果を持たせる方法があれば行いたい。」
⑤「担当の先生には、もう治療法がないと言われたが、体力があるうちに何か可能性のある治療を行いたい。」
➅「がんの初期治療を終え、画像で見えるがんは消えたが、再発が予防として何か治療を行っておきたい。」

 

温熱ビタミンC療法 は保険のきかない自由診療です

 当院では、高濃度ビタミンC点滴療法によるがん治療を確立したことで世界的に有名な米国カンザス州のリオルダンクリニックで使用されているものと同等のビタミンC製剤(大手製薬会社マイラン社のビタミンC注射薬)を治療目的に輸入して使用しております。世界中で多くの使用実績がある薬剤であり、安全性は確認されておりますが、本邦の厚生労働省に認可されたものではありません。


 また、当院では、多種ある温熱療法のうち、ヨーロッパで発達し世界で最も普及している温熱治療器である腫瘍温熱療法(オンコサーミア)の治療器を導入しがんの温熱治療を行っております。こちらも、多くの臨床試験などの研究報告で安全性が確認されている治療法ですが、同温熱治療器は、日本では未承認医療機器であり、これらの治療法を組み合わせた当院の「温熱ビタミンC療法」は、保険適応外の自由診療となります。

 

治療の方法

点滴と温熱治療の併用 

      高濃度ビタミンC点滴を開始し、ある程度(※1)点滴が落ち合た後、腫瘍温熱療法を開始します。

      ※1 投与するビタミンCの量により温熱療法を開始するまでの時間が異なります。

 

所要時間

    高濃度ビタミンC点滴療法:ビタミンCの量により、20~90分(※2)

    腫瘍温熱療法:40分(※3)

    合計所要時間:60-100分

      ※2&3 状況により所要時間が変わることがありますので、予めご了承ください。

 

治療スケジュール

   ・1コースの治療回数:12回の通院(患者様の状況に応じて1コース6回の治療も行っております。)

   ・治療目的と治療頻度:がん治療目的:週2-3回(治療期間4~6週間)

              がん再発予防、併用目的:週1回(治療期間3ヵ月間)

               がん予防/がん完治後の再発予防:月1回(治療期間1年間)

 

診療費・治療費

「温熱ビタミンC療法」の診療費・治療費はこちら

 

温熱ビタミンC療法の副作用について

「高濃度ビタミンC点滴療法」「腫瘍温熱療法」共に、これまでの多くの臨床研究により安全性が確認されてきており、抗がん剤治療など一般的ながん治療のような強い副作用はなく、ほとんど副作用のない治療法といえます。それぞれ以下のような事が起こる場合がありますが、ほとんどが簡単に対処できるものですのでご安心ください。

 

●「高濃度ビタミンC点滴療法」の副作用

・比較的頻度の高いもの:点滴投与に伴う血管の痛み(点滴速度の低下などで対応可能いたします)
・頻度の低いもの:点滴刺入に伴う内出血、ほてり間、頭痛、動悸、眠気、気分不快、嘔気、低血糖、溶血・打撲部位の疼痛をともう皮下出血(G6PD高度活性低下時)など
・まれなもの:腫瘍からの出血(がん薬物療法でも見られる副作用)

 

●「腫瘍温熱療法」の副作用

・比較的頻度の高いもの:
  ▶ 加温中の皮膚表面の「ジリジリ」「ピリピリ」とした感覚や熱感、軽度の痛み、皮膚の軽度発赤
   ・・・現場での適切な対応により、苦痛なく治療を継続することが可能です。
・頻度の低いもの:
  ▶ 皮下脂肪にしこりができる(ときに、圧痛を伴う)・
   ・・・皮下脂肪の多い方に起こりやすい症状ですが、通常、治療期間中または治療コース終了後に自然に消失します。
  ▶ 皮膚の小さな火傷(やけど、水疱形成)

・まれなもの:
  ▶ 皮下の軽度の痛みを伴う皮下脂肪のしこりの痛みの持続、皮膚の火傷(やけど)
    稀な症状ではありますが、通常適切な対応により治癒可能です。

・その他、予期せぬ副作用の出現
  ▶ 温熱ビタミンC療法自体には、大きな副作用はありませんが、他の治療法を併用されている場合など、予期せぬ副作用      

   が出てくる可能性があります。大抵の場合、大きな副作用はでませんが、症状の程度に応じて必要な対応をさせていた

   だきます。

 

治療が行えない方

●当院では、治療前に必ずG6PD活性測定検査を実施しております(他院で以前、同検査を受けられている方は除く)。同検査によりG6PD活性測定が低い方や、G6PD欠損症(赤血球膜の遺伝性酵素異常のある疾患)のある方は温熱ビタミンC療法を受けることができません。G6PD欠損症があることをご存知の場合は、必ずお申し出ください。
また、以前に他院で高濃度ビタミンC点滴療法やその類似治療を受けられている方で、当院で受けられる方は、G6PD検査歴の有無をお知らせください。同検査を受けられたことがある場合その結果を当院での治療前に必ずお申し出ください。


●全身状態の悪い方


●治療中の皮膚の温度変化の知覚・反応・伝達ができない方(意識レベルの低下等で意思疎通が困難な方、麻痺や麻酔等により治療部の感覚が低下している方)


●体内にペースメーカーや除細動器、補聴器などの電子機器が入っている方


●腫瘍温熱療法の加温エリア内、または、その近くに、金属(金属粉含む)やシリコンなどが入っている方
(サイズが小さい、又は細いチューブやポート等の体内異物がある方は事前に担当医におしらせください。)


●出血傾向の方(手術直後で創部がふさがっていない状態の方や月経中の方を含む)


●妊娠中またはその可能性がある方


●乳幼児等


●その他、担当医が不適切と認める方

 

 

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